Slowly Quickly blog

羊毛を使ったハンドクラフトのウェブサイト Slowly Quickly のブログ。暮らしの中に、ハンドクラフトと本や音楽などのカルチャーがつながるきっかけを提案。

【お知らせ】あたらしい扉のウェブサイトについて

 

ドキドキしながら冬に立ち上げたBASEのサイト。
  

もうひとつの扉として

あたらしい季節に

あたらしいウェブサイトをつくりました。

 

 BASEのサイトは

お買い物をしていただくためのものとして

あたらしいウェブサイトは

羊毛ハンドクラフトの情報などについても

ぼちぼちですが

充実させていく予定です。

 

ブログについては

あたらしい扉のウェブサイトにて継続していきます。

よかったら覗いてみてくださいね。

  

 

あたらしい扉のウェブサイトはこちら

  ↓

slowlyquickly.com

  

  

みなさまとつながるふたつの扉を

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

f:id:nokakera:20210414103155j:plain

 

 

 
 

 

ボトルケース / 瑠璃と、ペトロールズ『雨』

f:id:nokakera:20210404191817j:plain

 

 

 

ボトルケース | 瑠璃

 

 

今日は午後からずっと雨。

どこからともなくベランダに舞い込んできた桜の花びらが

雨粒で濡れている。

   

音が遮断される感じは嫌いじゃないな。

思考がクリアになっていくから。

  

最近なんだかコントラストが激しさを増してきて

胸の内で

ざわざわとせめぎ合っているみたい。

  

情報が多すぎて混乱した心と頭には

静寂が必要ですね。

  

手に余ることも色々あるけれど

そんなときに焦りは禁物。

  

雨が上がって陽が射したら

青空をつかむくらいに手を伸ばして

深呼吸をしよう。

雨が上がって星が見えたら

春の星座を夜空に探そう。

 

雨が上がったら。

  

  

   

詞・曲 / 長岡亮介、歌 / ペトロールズ、2017年

 

 

ブックカバー/ナチュラルウール・茶鼠と、都筑響一『TOKYO STYLE』

f:id:nokakera:20210321101545j:plain

  

ブックカバー / ナチュラルウール・茶鼠

 

 

心地よく暮らすとはどういうことだろうか。

ミニマリストとか

マキシマリストとか

そんなのどっちでもいいしどうでもいいと思う。

いらないものは手放し

お気に入りのものはそばに置いておく。

そうやって

出会ったり別れたりを繰り返していくうちに

自分にとっての大切なものがなんなのか

おぼろげでもわかってくる。 

 

そこに他人の評価や意見は関係ないのだ。

 

『TOKYO STYLE』に出てくるこの部屋たちは

著者の都筑響一さんも記しているが

インテリア雑誌には決して載らないだろう。

 

そこに写っているのは

どこか既視感もありつつ

でも

同じ部屋はひとつとしてなくて

実際にそこで暮らす人たちが生み出した

ごちゃごちゃっとした

超個人的空間のリアル。

  

無駄ってなんだろうって考えてみる。

 

無駄なモノ

無駄なコト

無駄な時間

無駄な行動

無駄な人間関係

無駄な

無駄な

無駄な

 

そうやって無駄をじゃんじゃん無くしていったとき

一体全体

何が残るのだろう。

 

生きていくって

まったくもってごちゃごちゃしている。

 

ミニマリストとか

マキシマリストとか

そんな世間がつくった概念に縛られず

何かがあろうがなかろうが

それが

自分自身で取捨選択したことならば

オールオッケーな気がする。

 

惑わされて

勢い余って

自分自身の大切なものまで排除してしまわないように。

 

心地よさは人それぞれ。

 

肩の力を抜いて

もっと軽やかに

自分自身のオリジナルなスタイルで暮らしていこう。

そこに他人の評価や意見は関係ないのだ。

  

 

 

 著者 / 都筑響一『TOKYO STYLE』筑摩書房、2003年

  

 

ボトルケース / ナチュラルウール・パーチメントと、vaundy『napori』

f:id:nokakera:20210312142102j:plain

 

 

ボトルケース | ナチュラルウール・パーチメント

 

 

降り出しそうな雨のせいで

今朝の空の色はパーチメント。 

  

日々

いろんなことを忘れていくけれど

今を丁寧に積み重ねて

ある日ふと思い出すのが

クスッと笑えるような誰かの笑顔とかだといい。

 

vaundy の『napori』を聴きながら

そんなことを考えた昨日です。

  

 

 

詞・曲・歌 / Vaundy『napori』

1st ALBUM『strobo』収録曲、2020年

 

  

 

ブックカバー/パンジーと、後藤繁雄『独特老人』

f:id:nokakera:20210303173232j:plain

 

ブックカバー/パンジー

 

 

『独特老人』

何度繰り返し読んだだろうか。

 

この本の編著者である後藤繁雄さんご本人にお会いした時にも

『独特老人』がものすごい好きです

と伝えたら

後藤さんもやっぱり

この本には思い入れがあるように頷いていた。

 

この本に登場するのは

語弊を恐れずに言うとおじいちゃんたちである。 

しかし

ただのおじいちゃんたちではない。

語彙力がなくて表す言葉が見つからないけど

とにかく魅力的な

名前を聞けば誰もが知っているような

錚々たるパンチの効いたおじいちゃんたちである。

 

そしてまた語弊を恐れずに言うと

死を間近にしても

なお

静かに燃える紫色の炎のような情熱をまとった

おじいちゃんたちである。

 

何歳になっても尽きない

知りたい

伝えたい

という欲求。

それらに突き動かされて人は生きていると言えるのかもしれない。

そんなことを

この本に登場するおじいちゃんたちが教えてくれる。


当の本人たちは

さらさらそんな気なさそうなところがまたいい。

  

後藤さんはまえがきの中にこう記している。

「人生は短く、芸術は長い」と。

 

ならば

静かに燃える紫色の炎のような人生も

面白いかもしれない。

 

独特でいいじゃない。

 

 

 

編著者 / 後藤繁雄『独特老人』筑摩書房、2001年

 

 

 

【 NEWアイテム登場 】がま口ポーチできました

f:id:nokakera:20210222185144j:plain

 

がま口ポーチ

 

 

あたらしいアイテム、がま口ポーチができました。

SMILE-MINI

NOPPO

SQUARE

TANTO

4つのタイプがあります。

 

本日よりご注文受付スタートいたしました。

 

今は3色のラインナップですが

まだまだこれから順番に

いろんな色が登場いたします。

 

「小物入れがあるといいな」

とか

「がま口がいいのよ」

とか

そんな友人たちの声をヒントに仲間入りをしたがま口ポーチです。

 

今後も

暮らしの中で役立つものや

おうち時間を楽しめるものなどを

羊毛という素材を使って

フェルト化したり

編んだりしながら

ぼちぼちと

ラインナップに追加していく予定です。

 

 

 

ボトルケース /ナチュラルウール・ココアと、Rei『cocoa』

f:id:nokakera:20210313181455j:plain

   

 ボトルケース /ナチュラルウール・ココア

  

 

ココアが大好き。

だけど

昔は飲めなかった。

  

なんでだろう。

 

ミルクたっぷりで

水はなし。

熱々のココアにバニラアイスを浮かべて

お砂糖はなし。

これが私にとって最高のココア。

 

15年くらい前

何気なく買った絵があって

そこには

「My favorit of favorites!!」

と書かれた文字と一緒に

ココアとクッキーを持つ

ショートヘアのこどもが描かれている。

 

この絵を見るたびに

「あなたは?」

と尋ねられている気がする。

 

苦手だったココアがいつしか大好きに変わっていくように

何かのきっかけで

好きが増えていく。

 

好きなものに囲まれて暮らす日々は

どんなに素敵だろう。

 

好きという気持ちに

誰に遠慮がいるのだろうか。

 

好きを突き詰めて表現している人の姿は

美しい。

 

Rei の『cocoa』のように

「ここの 瞬間を ENJOY!」

 

 

 

詞・曲・歌 / Reicocoa』2016年